2012年10月5日金曜日

装画のしごと『大空のドロテⅠ』

日に日に肌寒くなってきましたが、
暑ーい夏の真っ盛りに、自分にとって初めてとなる仕事をしておりました。
瀬名秀明さんの長編小説『大空のドロテ』の表紙を描くというものです。
子供の頃、吉本ばななさんの『TUGUMI』で
山本容子さんの描く銅版画にとても感動して、
いつかは本の表紙を飾る絵を描いてみたい。と、気持ちをあたためていたので
今回は本当に嬉しい依頼でした!
それも、こんな大作に。。。。緊張感がびしびしきておりましたが、
勇気をもって描きました!


本日、10月5日双葉社より発売とのこと。
どうぞよろしくお願いいたします。
デザインも素敵です。
2巻3巻と続きますので、またブログの中でお知らせします。
水彩、パステル、色鉛筆と、いつもの画材で描かせていただきました。

2012年10月4日木曜日

タリ・ジャワ(ジャワ古典舞踊)

毎年秋にジャワ古典舞踊のコンサートのお手伝いをさせてもらっています。

十六夜コンサート〜小島夕季 ジャワ舞踊の夕べ〜
2012年10月21日(日)
上野公園水上音楽堂
開場4:00pm/開演4:30pm


















ジャワガムランを夜風にあたりながら聴くのはすべてがゆっくりして
身体全体で深呼吸しているような気持ちになります。
踊りも空気を暖かくなぜているようにゆっくりで、美しくて、
最初に観たとき、いっぺんで好きになりました。
上の画像は「メナコンチャル」という舞踊で、
本土でも女性が男性の格好をして男踊りをするという演目です。
いつもより勇ましい舞踊を観れるというので楽しみです。
写真、かっこいいなぁ!

夕季さんの踊りは4曲。
ジャワ舞踊の衣装はテーブルクロスみたいに何も縫製されていない
バティックという布や、帯を決まった方法で巻いて着付けます。
コレがとても時間かかるのですが、、、、!
私はその着付けのお手伝いです。

学生の頃、部活で夕季さんに踊りを教わっていたのですが、
初心者は小一時間練習するだけで全身筋肉痛になるほどハードな踊りでした。
今はもう踊る事はないかなぁと、思うのですが、
このゆっくりとした動きを抑制された舞踊の中で
身体運動とは。。。?
美しい動作とは。。。?
みたいな自分の身体との対話が面白かった。
身体の動く仕組みを、自分の身体で覚えたというか、

こんな風に役に立つとはおもってもみなかったのですが、
アニメを描くにあたって、実に有効に活用させてもらってます。

ガムランの演奏もとても素晴らしいので
秋の夜長にゆったりしてみませんか?
ゴングの音が耳の奥にじーんと響く、あの感じ、是非体感してみてください。

よろしくお願いいたします。

久しぶりに上野公園の水上音楽堂。
不忍池の蓮の大群に会うのも久しぶりです!
晴れますよーに。